舌下免疫療法の花粉

根治とまでは行きませんが、症状を「0」にしてくれて、その効果が数年続く舌下免疫療法。

2017/10現在では、液状のシダトレンしかなく、冷蔵庫での保存が必要だったのですが、錠剤で常温での保存が可能なシダキュアス花粉舌下錠が、2017/11に販売予定でした。

 

 

これって、かなりありがたいことだったんですよね。

だって、錠剤で常温での保存が可能なら、持ち運びができるから。

 

いくつかをカバンの中に常備しておけば、もしも朝に飲み忘れても、常備していたものを飲めば問題が解決するわけですよね。

 

学校、会社、旅行先、出張先など、あらゆるところで常備することができたわけです。

 

ところが発売が見送られた…

期待度MAXで待ち望んでいて、2017/11には発売されるであろうと考えられていたシダキュアス花粉舌下錠が、早くても2018/4以降の販売になってしまったんです。

 

 

なぜ先送りされたのか

それは、薬価の問題。

メーカーは「販売準備に時間を要する」としていますが、国が提示している薬価と、メーカーが提示している薬価に差がありすぎたため、見送られたといいうのが関係機関の大半の意見ですね。

 

 

少しでも高く売りたいメーカー。

少しでも安く売りたい国。

 

この差が、見送りをしてしまわざるを得ない結果になってしまった訳です。

 

消費者は安いほうがいいのでメーカーを恨む

私は最初そうだったんです。

金の亡者じゃないんだから、少しくらい安くても、消費者(患者)のために我慢してもらえればと思っていたんです。

 

ところが、安くで売られてしまうと、今までの研究費が回収できないし、次の薬(新薬)を作るための資金ができなくなってしまうというんです!

 

 

確かにそうですよね。

だって、お金がなければ新薬も作れないし、社員を養うこともできませんし。

 

メーカーにとっては切実な問題

たとえば、1年で1000万錠の売り上げが見込まれているとします。

 

薬価を

 

メーカーが100円。

国が90円。

 

にしたとします。

 

1錠あたりは、たったの10円ですが、メーカーにとって見たら、1000万×10円=1億円の違いが出てくるわけです。

50円違えば、5億も違ってくるわけですよね。

 

そりゃ、譲れませんよね。

 

花粉症は年々増加しているからお互いに妥協できないのだろう

私はメーカーの回し者ではありませんが、少しでも高く売らなければと思うのは、会社として当然だと思います。

花粉症は年々増加しているので、ここがチャンスとメーカーも思っているのかもしれません。

 

ではなぜ、国は少しでも安くしようとしているのでしょうか?

 

 

それは、負担額が変わってくるから。

 

薬代の7割は、国が負担しますよね。

ということは、薬が100円なら、70円が国が負担。

薬が200円なら、140円を国が負担しなくてはいけないわけですね。

 

薬価が高ければ高いほど、国が負担するお金が高くなるわけです。

だから国は、安い薬価をメーカーに提供(強要といってもいいのかも)しているわけなんですよ。

 

ある意味、「メーカーさん。この薬価で妥協しなければ、薬を販売することはできませんよ?」ってことですから。

 

 

まとめ

常温で保存できる、錠剤の花粉舌下錠。

販売は先送りされてしまいました。

 

理由や薬価の兼ね合い。

国は余計なところにお金を使わずに、こういうところにお金を使って、花粉症で困っている我々を少しでも早く楽にしてほしいと心底思います。

アトピー訴求