ダニアレルゲンの侵入経路は皮膚

ダニアレルゲンの侵入経路ですが、最近は、考えが変わってきています。

 

ダニアレルギーは経皮感作が強調されている

日本小児学会専門医の「南部光彦先生」の『アレルギーから子どもを守る-ダニ対策24の秘訣-』には、このように書いてあります。

ダニアレルゲンが鼻や気管支から侵入して産生される場合もありますが、最近では経皮感作が強調されるようになってきました。

経皮って何?

経皮というのは、皮膚を経由してという意味です。

 

感作って何?

「感作って何?」って話になると思うのですが…。

 

感作とは、アレルギー症状が出るようになってしまった状態と考えればよろしいかと思います。

 

例えが下手で申し訳ないのですが…。

 

例えるならば風船

例えば風船。

全く空気が入っていない状態なら、割れませんよね。

 

少し空気を入れてふくらまします。

でも、割れません。

 

もう少し空気を入れます。

多分、それでも割れません

 

どんどん膨らまします。

すると、割れますよね。

 

このときの、割れるラインにあるのが、感作された状態なんです。

これ以上いれると、割れますよという状態にってことです。

 

『アレルゲン対策をする=空気を減らす』ことをすれば割れにくくなるし、『アレルゲン対策をしない=空気を入れる』ことをすれば割れる。

 

分かりますかね?(汗)

 

皮膚からどんどんダニアレルゲンが入ってくる

日本小児学会専門医の「南部光彦先生」の『アレルギーから子どもを守る-ダニ対策24の秘訣-』には、このように書いてあります。

乾燥肌や湿疹で皮膚の弱っているところ、荒れているところからダニなどのアレルゲンが皮膚に侵入して、それによってリンパ球からIgE抗体が産生されるのです。

もともとIgE抗体を産生しやすい体質、つまりアトピー体質があれば、要注意です。

さらにダニアレルゲンなどは、その成分が皮膚や気道を直接傷つけて、IgE抗体を産生しやすいような状態にします。

アレルゲンがIgE抗体と結合すると、アレルギー症状が出ます。

『アレルギーから子どもを守る-ダニ対策24の秘訣-』引用

ちょっと意味が分からないかもしれませんが、ざっくり書くと「乾燥肌や湿疹で皮膚が弱っていると、アレルゲンがどんどん体内に蓄積されますよ」ってことです。

 

その結果、冒頭で述べた感作の状態になるわけですね。

 

皮膚の保護は最重要

感作を防ぐためには、皮膚の保護はとても大切ってことですね。

 

 

うちの娘は、アレルギー専門の医師がいるクリニックに通っているのですが、そこでも、とにかく皮膚の保護のことを言われます。

とにかく、本当にびっくりするくらい皮膚の保護のことを言われ、保湿剤が処方されるんですよね。

 

症状によってはステロイドを使うことも

体全体を診ていただき、ここは乾燥気味、ここは炎症を起こしているからステロイド、ここは前回よりもよくなってるというふうに、親切丁寧に診察と説明をしていただけるので助かっています。

 

処方された薬は、このようなものです。

こんな感じで、処方されるんですよね。

 

アトピー性皮膚炎は要注意

ただ、アトピー性皮膚炎の状態にあるならば、保湿だけでは不十分ですから、しっかりと皮膚科やアレルギー専門医がいる病院に行って、先に、アトピー性皮膚炎の治療をしなくてはいけないということが分かっています。

最近になってアトピー性皮膚炎の皮膚では免疫細胞が表皮を貫いて突起を伸ばしていることが分かりました。

今回の検討において保湿剤は皮膚乾燥を防ぎアトピー性皮膚炎の発症を防ぐことが示されましたが、一度アトピー性皮膚炎になると保湿剤を塗るだけではIgE抗体の産生を防ぐことはできませんでした。

これまでの成果を総合すると、アトピー性皮膚炎から他のアレルギー疾患の発症を防ぐためには、保湿剤だけでは不十分で、皮膚炎症を抑え免疫細胞の突起を引っ込めさせる必要があると想定されます。

引用元:国立成育医療研究センター:https://www.ncchd.go.jp/press/2014/topic141001-1.html

考えようによっては、不十分という表現ですから、効果0って訳ではないとも取れますが、どちらにしても、アレルギー専門医に診てもらうのが一番だと思います。

 

侵入経路が分かれば皮膚対策

ダニアレルギーは皮膚の乾燥や湿疹で起こるわけですから、皮膚をバリア機能を高めるのが必要です。

湿疹が起きている場合は、何らかの治療が必要になる可能性が高いので、クリニックや病院に足を運んでくださいね。

 

乾燥肌は素人判断では難しいかも

乾燥肌は、親から見て乾燥肌じゃないと思っていても、アレルギー専門医が見ると、普通に「乾燥肌」って言われたりしますから注意が必要です。

 

「ガサガサになっていたり、白っぽくなっていたり、少しひび割れたり、白い線が入っていたりするのが乾燥肌でしょ?」って思いますよね。

確かにそれも乾燥肌なのですが、それよりももっとましな状態でも、乾燥肌って診断されるんですよ。

 

保湿は悪いことではないので徹底的にすべし

乾燥じゃないと思っていたとしても、専門医いわく、皮膚の保湿は悪いことではないから、分からなければしておくに越したことは無いとのこと。

「顔は保湿しますよね?何で体はしないの?」という感じでいわれました。

 

子供に保湿って、私の中ではあまりイメージできなかったんですよね。

でも、全く違ってました。

 

私の説明が下手だから伝わりにくいのですが、専門医の話を聞くと、非常に分かりやすく、ダニやハウスダストのアレルギー発症予防には、肌の保湿も大切なんだなと分かるんですよ。

 

まとめ

ダニアレルギーが起こるのは、皮膚のバリア機能が落ちていることにより、アレルゲンが皮膚から入り込むから。

経皮感作の状態になると、それ以上ダニアレルゲンが体に入ってしまうと、発症してしまいます。

 

とにかく肌の状態が重要ですので、保湿&保湿ですよ。

 

保湿以外にも気をつけたほうがいいポイントがありますので、そのあたりはこちらのページでご確認いただければと思います。

子供のダニアレルギー対策!我が家で行っている5つのこと

あなたのお子様のアレルギーが、改善することを切に願っています。

アトピー訴求